DOS/Vパソコンを1から作成してお渡しをする仕事をしていた時のお話です。 組み立てパソコンセットをご購入いただき、お客様が組み立てたのですがいくらやってもBIOSすら出てこないという連絡を受けお手数でしたが翌日にお持ちいただきました。 ケース内のすべてのパーツを外していき、マザーボードを最後に外してゴム板の上において固定してない状況でマザーボードにCPU・メモリをつけ、電源をつなげ起動。 『あれ、きちんと起動する。』(CPUファンが動くのを確認したのみ) 次にグラフィックボード、ここでようやくモニターとつなぐ。 『あれ、きちんとBIOS起動する。』 頭に?マークが浮かびながらも、HDD、CD-ROMを接続。 『あれ、きちんと反応している。』 お客様、ちょっとご機嫌斜め、 『今回サービスでWINDOWSのインストールしますね』(あくまでも調子を確認してパーツの不具合を探すのがサポートの範疇でしたがいろいろ言いたそうだったのでサービス) 『WINDOWSのインストール、時間かかりますよ。』と了解していただいて作業開始。 問題なくWINDOWSのインストール、完了。 『問題ありませんね』とお客様に起動、稼働確認してもらい終了。 お客様にご納得いただき、ケースに戻す作業を行い、もう一度確認しておこうとスイッチを入れると、 『バッチ!』という嫌な音と共に、OAタップにつないでいたモニターが消え、あたりに焦げ臭い臭いが。 電源ケーブルを引っこ抜き、鼻で臭いをたどるとマザーボードから、見た限り異常もなかったのですが裏面を見ると電気ショートのあと、焦げてます。 原因はマザーボードを浮かせてつけるようにケースにかさ上げ用の足ねじをつけるのですが、お客様が間違え1つ多くつけており、そこでショートしておりました。 さて問題はどちらが責任を取るのか、お客様は持ってきた段階でバラした部品に問題なくインストールまで出来た。こちら側は足ねじをつけたお客様の責任。 結局、店長にジャッチ頂き、マザーボードのみ弁償になりました。 |